介護員 基礎研修 科目別シラバス

使用教材 「介護職員基礎研修課程テキスト1(日本医療企画)」

生活支援の理念と介護における尊厳の理解
到達目標・評価基準
行動目標
尊厳を支えるための専門職として意識を持った話し、行動がとれる。
利用者一人ひとりがその人らしい生活が継続でき、尊厳を支える介護を提供することができる。
利用者の生活意欲を引き出し、自立支援や介護予防の視点で介護をすることができる。
生活支援を目標に、創意工夫のある取り組みを行うことができる。
権利と義務をもち、社会生活を送れる利用者として、適切に対応、支援することができる。
修了時の評価ポイント
出席及びレポートの合格基準を満たすこと。
介護の目指すものは何か、その中に含まれている介護の専門性を事例の中で説明できる。
生活とは何かを説明でき、多様な生活を支援する重要性について、事例に基づいて説明できる。
QOLの意味、ノーマライゼーションの概念を高齢者や障害者の事例に基づいて説明できる。
専門職が介護することの意義を、事例に基づいて説明できる。
自立支援やICFについて説明できる。
全ての人に対する地域生活支援の意義、役割について説明することができる。
高齢者や障害者が、地域で生活を継続するために、各種の保健・医療・福祉サービスや地域のインフォ
ーマルなサービス・活動とのトータルなネットワークの重要性について概説できる。
虐待、身体拘束、およびサービス利用者の尊厳、プライバシー等を傷つける介護を説明でき、対応策を
説明できる。
内容
指導視点
人間観や人間像の理解に基づいた尊厳を支える介護・福祉について理解させる。
介護サービスを提供するに当り基本的視点の形成を促す。
内容
人間理解
人間の価値観について/老い/尊厳/性/死
生活の考え方
生活支援/介護の定義
福祉の考え方
心の支援/家族介護から社会介護へ/QOLの概念と発展/ノーマライゼーション
介護基本的視点とケアワークの意義
尊厳を支えるケア/チームワークの専門性とチームケア
利用者の権利と尊厳
成年後見制度/権利擁護/虐待・身体拘束の防止
地域生活支援の理解と技術
生活環境の捉え方/地域生活支援/地域アセスメントの方法/資源調達と啓発/リスクマネジメント
展開
高齢者や障害があっても地域の中で望ましい暮らしを続けるために、ケアや生活支援のあり方につ
いて、自分自身の生活に合せるように展開する。
虐待、身体拘束、権利擁護のあり方について、事例をもとに取組みが出来るよう展開する。

認知症の理解
到達目標・評価基準
行動目標
認知症の利用者の生活機能を見い出して、それが発揮できるよう支援しながら利用者の尊厳を保持する。
医学的背景を理解した上で、認知症の利用者の行動、生活状況を的確に把握することができる。
認知症の障害や特徴を理解し、安定した状態で生活出来るように介護をする。
認知症の障害、行動の中で、心身の状態・行動を見守り、適切に対応することができる。
認知症利用者の家族の負担を理解し、対応できる。
修了時の評価ポイント
出席及びレポートの合格基準を満たすこと。
認知症と間違えやすい症状つまり「物忘れ」と、認知症による記憶障害の違いについて説明できる。
認知症の心理・行動等について説明できる。
認知症の利用者への対応及び介護の方法について、事例に基づき説明できる。
認知症の利用者の健康管理上の留意点、廃用性症候群予防について説明できる。
認知症の利用者の生活環境の意義を事例に基づいて説明できる。
認知症の利用者とのコミュニケーションの原則、具体的な関わり方を事例に基づいて説明できる。
認知症の利用者への音楽療法、回想法、動作法、バリデーション、レクリエーション、アクティビティ
等のねらいなど生活場面で説明できる。また実技演習を経験している。
認知症の利用者の問題とみなされがちな行動の典型的な事例について、対応の考え方や方法ついて具体
的に説明できる。
認知症介護における医療・保健・福祉サービスとの連携の必要性について、事例に基づいて説明できる
家族の気持ち、家族が受けやすいストレス、さらに専門家として家族との関わり方について、事例に基
づいて説明できる。
内容
指導視点
認知症の症状・治療、更に支援、介護の原則を学ばせる。
認知症の利用者への援助方法や家族の立場を理解させる。
認知症を介護・支援する専門職の役割を学ばせる。
内容
認知症の医学的背景の理解
年齢と共に激しくなる物忘れと病気としての認知症の区別/認知症を起こす原因
認知症の心理学的理解
認知症の心理的特徴/認知症の症状の考え方/行動の心理と背景
認知症高齢者の介護
介護の原則と観察・認知症高齢者とのコミュニケーション・健康管理・社会活動の支援・問題とされる
行動と介護員の対応
認知症介護における保健・医療・福祉サービスとの連携
保健・医療・福祉サービスについて
家族へのケア
家族の理解/地域の社会資源の活用
展開
認知症による生活上の障害を理解されるとともに、介護職員として支援の方法・関わり方について観察
できるように展開する。
コミュニケーションや回想法等の実技で、具体的な支援の方法が出来るように展開する。